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                                     2012年の桜は ここから始まった
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2011年3月11日 あの震災があった。
それなのに 時は、当たり前のように流れ、経験したことのない3月は過ぎていった。
その間、状況が変わるのを待った。先行きの見えない不安だけが増え、ある意味“状況は変わった”。
想像もしなかった経験…あたり前のように訪れる筈の、今日と同じ明日は来ないのだと思い知らされた。
ならば どんな明日が来るのかなんて考えたら不安で押しつぶされそうになる。
だから、自分のできること・・・
無駄な消費を無くす でも、必要な消費を活性化させること。
情報の真偽を見極めること―数多ある情報の中から正しいものだけを受け入れ、闇雲に踊らされないこと。
そして、この震災による一連の出来事を忘れず、日々の幸せに感謝すること・・・を心掛け、善丸+松弥と続く余震に耐えていた。
あとは愚鈍なまでに桜の咲くのを待った。
うつむきたくなかったから、上を向いて待った。季節は桜の開花を知らせ始める頃だったから。
だから満開の桜を待つことが、“楽しんじゃいけない”と誰に言われたわけでもないのに、そんな空気に包まれていた あの時の“楽しみ”だった。 
そして何事もなかったように咲いた桜…善丸と一緒に桜の木のあるところへ散歩しまくった。
毎日が怖くてうつむいてしまっていたから、桜を見る為に一生懸命、上を向いて桜を見た。
綺麗で綺麗で吃驚した。自然の怖さを思い知らされたばかりなのに・・・。
桜の盛りも過ぎようかという頃に、川の畔で晴天の空の下 若葉の生い茂る桜の木を見上げつつ旧友達とビールを呑んだ。
余震が怖くて、離れるのが不安だった善丸も一緒に―。

1年が過ぎた。
2012年―必要以上に寒い冬が なかなか去らなかった。
ようやく暖かくなってきある日。また自然が意味なく猛威を振るう。
なんだかもう“あたりまえ”に春の訪れを楽しむこともできないのかよ・・・と、ささくれた気分にさせてくれる自然となんて素直に向き合うのも馬鹿馬鹿しい。
そんな気分にさせられ すっかりやさぐれていたけれど、今年も桜は咲いた。
綺麗で綺麗で吃驚した、今年も。
善丸と一緒に桜の木のあるところへ散歩しまくった。
そして去年と同じ川の畔で、ちょっぴり肌寒い風にさらされつつ、満開の桜の木を見上げ旧友達とビールを呑んだ。
去年同様、すっかり友人に馴染んだ善丸も一緒に―。

でも、もういよいよ上なんか見てる場合じゃないニッポンなんだよと新聞が雑誌がTVが教えてくれている。
1年前と変わらぬ…どころか別の不安までもが押し寄せる。ついでに去年からの不安は、あの日から積もり積もって巨大化し、払拭されぬままだ。
さりとて足元を見据えても なにも始まらないようだ。ならばやっぱり、上を向いている方がよかろうか、と。                       いぢょ駄文


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 下に掲載した文章はミッツ・マングローブさんが昨年の3月に御自身のBLOGにアップされた文章です。
書いてらっしゃる心意気に同調したのでコピーさせていただきました。
1年経っても 何年経っても 真の意味の復興がなされる日まで―そしてそれはあまりも難しく
あるいはそんな日はやってこないにしても― ここに書かれたことと変わらぬ気持ちのままでいようと私は想います。

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2011.03.23 Wednesday

あの青い空を


お久しぶりです。

この度の大震災により亡くなられたすべての方々、そして今も尚、悲しい思いや苦しい状況に直面されているすべての方々へ、心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。

己の意志や体とは何ら別のところで「生かされている」私たち生物は、大自然を前にただただ無力で、そんな当然のことであっても、それでもやはり失われてゆく命を前に、悲しむという感情は拭い去ってくれない厳しさと虚しさに、ただただ呆然とする日が何日も続きました。

それでも、そこに私たちの現実がある限り。
寄り添って育まなくてはならない暮らしやふれあいがある限り。

私らは、また個々の歩みを進めてゆくしかありません。

今は何もかもが立ち行かない方々。
耐えて凌いで、そして甘えてください。

祖国の危機に命を張って立ち向かってくださっている方々がいます。
そして同じ悲しみ、もどかしさを抱えながら、同じ希望を抱いてあらゆる手を差し伸べようとしてらっしゃる方々がたくさんいます。

互いの無力感と歯痒さは、やがてひとつの大きな力になると信じています。

何の役にも立たないと諦めずに。
また何の役にも立たない自分を責めることなく。

被災を続ける場所はもちろんのこと、そうでなくとも塞いだ日本全体を、ひとつひとつ前進させるための「今できること」が大切だと思っています。
無理に足並みを揃えようとすることこそ奇麗事で、ましてやそれを責め立てたりするのは、時間の無駄です。個々がその力の限りで、体や心を傾ける向きを揃えることが大切なのだと思っています。
高ぶる感情や誰かを想う気持ちはとことん大切にしつつ、その中でこの現実を、冷静に読み解いて進んでゆく力を研ぎ澄ますことが大事だと信じています。

どうか上を向ける人から順番に上を向いて、また一緒に春を待つ喜びを思い出し、分かち合える時が、一日でも早く戻ってくることを祈りましょう。


2011年3月23日
ミッツ・マングローブ

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by ijoako | 2012-04-20 23:27 | JAPANESE
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